2000年07月05日
厚生厚省が「容器包装リサイクルシステム検討会」を設置
PETボトルを中心に問題点を整理し改善方策を探る
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

 厚生省生活衛生局は6日、容器包装リサイクル法の実施状況と問題点を整理するとともに改善方策を集中的に論議するための検討会を発足させる。
 検討会の名称は「容器包装リサイクルシステム検討会」。メンバーは、学識経験者、市町村の代表、PETボトルやプラスチック製容器包装関係業界など関連業界団体代表、消費者運動グループ代表、日本容器包装リサイクル協会代表など合計11人となる見込み。これに、大蔵省・国税庁、通産省、農林水産省の関係部局から担当官がオブザーバーとして会合に加わることになりそう。
 6日の初会合を皮切りに、月一回のペースで6~7回会合を持ち、今年末に検討結果を取りまとめる、というのが厚生省の考え。
 厚生省が今回の検討会の設置に踏み切ったのは、今年4月から容器包装リサイクル法が本格施行されたものの、PETボトル等のリサイクルが必ずしも円滑に進んでいないと言えるため、有識者と関係者とでその背景や今後必要と思われる改善策を論議していくことが大切と判断したことによる。