2012年05月14日 |
トクヤマ、・3月期決算 「多結晶シリコン」環境厳しく |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマが11日発表した2012年3月期決算は、大震災によるサプライチェーンへのダメージや原料高、円高の影響を受け減収減益となった。売上高は2.6%減収の2,824億円、最終利益は4.2%減益の93億円だった。 塩ビ樹脂や酸化プロピレンなどの化成品部門は原料価格上昇に伴う販売価格の是正などにより増収となったが、収益の柱である特殊品部門の多結晶シリコン事業が震災によるサプライチェーンへのダメージ、太陽電池価格の下落、半導体市場の低迷、さらに円高影響等を受け減益となった。 セメント部門は民間需要を中心に堅調に推移し、前期に着手した生産体制の見直しや抜本的な事業構造改革が寄与して増収・増益を確保した。 【トクヤマ・2012年3月期通期(連結)決算】単位:百万円 ( )前期比増減率% ◇売上高 282,381(△2.6) ◇営業利益 13,720(△31.9) ◇経常利益 11,524(△33.5) ◇当期純利益 9,351(△4.2) ◇1株当たり純利益 26.87円(28.06円) <2013年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 286,000(1.3) ◇営業利益 12,000(△12.5) ◇経常利益 8,500(△26.2) ◇当期純利益 5,000(△46.5) ◇1株当たり純利益 14.37円 |