2012年05月14日
化学会、「第4回化学遺産」認定候補の推薦受付
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会

日本化学会化学遺産委員会は、「第4回日本化学会化学遺産」認定候補の推薦を受け付けている。認定候補の推薦は、日本化学会会員だけでなく、会員以外からも受け付ける。推薦締め切りは8月10日。

日本化学会は、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用を推進するため、2005年度に化学遺産委員会を設置し、「化学遺産認定」に取り組んできた。「化学遺産認定」は、歴史資料のなかでも特に貴重なものを認定することにより、文化遺産、産業遺産として次世代に伝え、化学に関する学術と教育の向上および化学工業の発展に資することを目的にしている。

これまで、第1回認定では「ルブラン法炭酸ソーダ製造装置塩酸吸収塔」、「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」、「カザレ―式アンモニア合成装置および関連資料」など6件、第2回認定では「日本のセルロイド工業の発祥を示す建物および資料」など4件、第3回認定では「鈴木梅太郎ビタミンB1発見関係資料」、「日本の合成染料工業発祥に関するベンゼンの精製装置」、「日本初期の塩化ビニル樹脂成形加工品」、「日本のビニロン工業の発祥を示す資料」など7件で、合計17件が認定されている。

問い合わせ先は、日本化学会化学遺産委員会係(TEL:03-3292-6161)。