2012年05月15日
トクヤマ、12-14年度の新3カ年計画を策定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマは14日、創立100周年ビジョン(2018年の数値目標は売上高5000億円以上、売上高営業利益率15%以上、海外売上高比率30%以上)を見据えた挑戦と変革に取り組む2012年度からの新3カ年計画を発表した。
新3カ年計画のテーマは、「マレーシア計画の完遂、事業の構造改革、組織の強化を通じて成長を加速する流れを創る」とした。最終年度(2014年度)の達成目標は、売上高3750億円(2011年度実績は2823億円)、売上高営業利益率7%(同4.9%)、海外売上高比率28%(同19.6%)とした。3カ年の設備投資額(連結)は1920億円で、このうちトクヤママレーシアが70%を占める計画である。

成長戦略では、「戦略的成長事業の強化」(太陽電池向けでマレーシア計画の着実な実行によるコスト競争力強化とシェア拡大、半導体向けで徳山製造所のプラント増強とプロセス改善、顧客起点のソリューション提供型事業への転換)、「収益力強化事業の構造改革」(事業ポートフォリオの検証・検討による製品・事業の組み換え、購買・生産・在庫・物流・販売のバリューチェーン見直しによる徹底的な事業のスリム化、新製品・新事業、海外での生産拠点など新たな競争力の獲得)、「国際競争力の強化」(中国拠点では市場ニーズに適合した製品を地域・最適な方法で生産、マレーシア拠点では多結晶シリコンを中心に徹底的なコスト競争力の強化、徳山製造所ではマザーファクトリーとし技術・人財・システムの供給基地へ)-の3つを掲げた。