2012年05月16日
4月のPVC、生産・国内出荷とも10カ月連続の前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は16日、4月の塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の生産出荷実績を発表した。

PVCの生産は10万2819トン、前年同月比0.7%減で昨年7月以来10カ月連続の前年割れとなった。国内出荷も8万3990トン、同6.8%減で10カ月連続の前年割れとなった。4月はメーカーの値上げ方針の公表が相次いだため、仮需が発生するとみられていたが、軟質用が2万2738トン、同13.4%と比較的大きな伸びをみせた程度で、主力の硬質用や電線・その他用は前年割れが続いている。

輸出も低調で、1万8731トン、同27.9%減で25カ月連続の前年割れとなった。出荷総計は10万2721トン、同11.5%減で17カ月連続の前年割れとなった。月末在庫は、11万2529トンで前月水準を保った。

一方、VCMの生産は、15万3816トン、同20.5%減、国内出荷が11万2298トン、同2.0%増と前年比プラスに転じたものの、輸出が1万9009トン、同73.5%減と依然低調なため出荷総計も13万1307トン、同27.8%減となった。


ニュースリリース参照

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1337145508.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1337145508.xls