2012年05月18日
ユニチカ、乳製品摂取でβ―クリプトキサンチンの吸収向上解明
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

ユニチカ中央研究所(京都府宇治市)は、温州ミカン搾汁残さから抽出した乳化タイプのβ―クリプトキサンチンと乳製品を同時に摂取すると、単独で摂取の場合よりも血中へのβ―クリプトキサンチン吸収量が、牛乳の場合で約1.9倍、ヨーグルト飲料で約1.6倍増加することを解明した。

ユニチカ中研では、この研究成果を5月18日から宮城県仙台市の東北大学で開催される第66回日本栄養・食糧学会大会で発表する。また、この成果は同大会でトピックス賞を受賞することが内定している。

β―クリプトキサンチンには骨粗鬆症の予防効果があり、牛乳またはヨーグルトとの同時摂取によって吸収が促進されるという今回の研究成果は、骨密度低下を相乗的に予防する可能性が生まれると期待されている。