2012年05月21日 |
NIMSとJST、空気中の物質を感知して発光するフィルムを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:科学技術振興機構 |
物質・材料研究機構(NIMS)と科学技術振興機構(JST)は21日、空気中の物質を感知して発光する特性を示す有機/金属ハイブリッドポリマーの開発に成功したと発表した。 今回の成果は、新たに開発した有機/金属ハイブリッドポリマーを用いて、酸性やアルカリ性の気体を感知できる発光性ポリマーフィルムを実現したものである。 今回、このポリマーフィルムの発光が、酸性の空気に触れることで消え、その後アルカリ性の蒸気に触れることで、再び光り出すことを発見した。また、それらの蒸気を感じて表示と非表示を繰り返す文字の印字にも成功した。 今回の成果により、空気中の物質を感知し、知らせてくれる発光センサーやそのディスプレイへの応用に向けた研究が大きく進むと期待される。 |