2012年05月24日
日本化学会の新会長に玉尾皓平・理研基幹研究所長
【カテゴリー】:行政/団体(人事/決算)
【関連企業・団体】:日本化学会
玉尾晧平氏

日本化学会は24日の定時総会及び理事会で、任期満了の岩澤康裕会長の後任会長に、理化学研究所の玉尾晧平・基幹研究所長を選任した。任期は2年。

筆頭副会長の渡辺芳人・名古屋大学副総長は留任した。新任副会長は、浦田尚男・三菱化学執行役員経営戦略部門長・経営企画室長、尾嶋正治・東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻、蜷川洋一・クラレ取締役専務執行役員、原田明・大阪大学大学院理学研究科の4氏。

玉尾新会長は、1965年に京都大学工学部合成化学科卒、86年 京都大学工学部合成化学科助教授を経て93年、京都大学化学研究所教授。2005年3月に退官し理化学研究所フロンティア研究システム長、2008年4月から理化学研究所基幹研究所長に就任。

一貫して有機ケイ素化学に関する研究を行い、世界的に有名なカップリング反応、酸化反応を開発したことで知られる。

2004年 紫綬褒章、2007年 日本学士院賞、2011年 文化功労者顕彰。