2001年01月18日 |
チバSC、デジタル・プリント用新顔料インク発表 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)は18日、新たに繊維・皮革向けデジタル・プリント用顔料インク Ciba IRGAPHORa TBI 150-850 HC (チバ イルガフォアーR TBI 150-850 HC )を発表した。 新製品の性能と特長は、(1)高濃度タイプの水分散型顔料インクで、全ての繊維、特にポリエステルとコットンおよびその混紡、皮革に適用できる、ピエゾ式インクジェット・プリント用インク、(2)工程は1.インクジェット・プリントで前処理や後処理なしで直接繊維にプリント、2.3-5分間、160~180度の熱で乾燥、3.ホットプレスやシリンダー法により210度で1分間、固着の3段階とシンプル、(3)前処理、後処理、水洗いなどの工程が不要なため、 水の使用量を削減、廃水処理が不要など、大幅なコスト削減を実現、(4)EUの環境基準 エコテックス100の要求項目を満たし、製造工程でMAK III(ドイツにおけるアミン規制)により禁止されている有害なアミンを放出する可能性のある顔料や化学品は使われておらず、また、ホルムアルデヒドを含んでいないなど環境への配慮(5)広範囲できれいな色目、(6)ソフトな布地の風合いで素材のもつ風合いを損なわない、(7)日光、屋外曝露、乾湿摩擦などへの耐性に優れている、(8)ソフト顔料Cibaa IRGAPHORa SPDと組合せると一層魅力的なプリントが可能など。(8)については、先にソフト顔料Cibaa IRGAPHORa SPD で背景色を染色、その上に IRGAPHOR TBI 150-850 HCでプリントすることにより、魅力的で調和した色合いの布地が生みだす。 また、従来のインクジェット用顔料インクCibaa IRGAPHORa TBI 100-800との併用も可能、となっている。 なお、IRGAPHOR TBI 150-850 HCのレンジは、7色のバリエーションをそろえている。 |