2012年05月28日 | |
高橋・日化協新会長「環境・安全への取り組みに全力」 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
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日本化学工業協会は28日の定時総会・理事会で、藤吉建二会長(三井化学会長)の任期満了に伴う後任会長に高橋恭平・昭和電工会長ら新役員を選出した。 高橋会長は記者会見で、今後の重点課題として(1)環境・保安分野への取り組み強化(2)地球環境問題への対応(3)日本発イノべーションを通じての社会への貢献と“市民権”の確立などを挙げた。 昨年立ち上げた、人材育成プログラムについては「化学産業のイノベーションを先導していく人材の長期育成は重要だが、大学だけではなく小学生のレベルにも目を向け、“驚きと発見”を体験してもらうようにしていきたい」と強調した。 最近増えている、化学工場の事故原因についての質問には「個人的な感想」とした上で「工場ではベテランの経験者が減っているが、若い人への引き継ぎが十分でないのかもしれない」、「こうした事故には必らず類似性がある。過去の事故例を共有し、自分のものとして身につけていくことが大切だ」と力を込めた。 |