2012年05月29日

三井化学とSinopec　中国にEPT合弁会社設立

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は29日、中国・上海市に中国石油化工（Sinopec）と合弁のEPT（エチレン・プロピレンゴム）製造・販売会社「上海中石化三井弾性体有限公司」（SSME）を設立したと発表した。 新会社は、資本金6億3000万元（約79億円）で、両社対等出資。 三井化学のメタロセン触媒・重合技術など最新鋭プロセスを導入し、上海化学工業区に年産7.5万トンと世界最大規模のEPTプラントを建設する。営業運転開始は2014年春の予定。総投資額は20億元（約250億円）の見込み。 EPTは、耐候、耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電気特性などに優れた合成ゴムで、自動車部品、電線ケーブルなどの工業分野に幅広く使用されており、今後も大幅な需要の伸びが見込まれている。 三井化学は、Sinopecとは1993年に天津にポリウレタンシステム原料の製造販売会社、96年には上海にビスフェノールA製造販売会社を合弁で設立しており、緊密な関係にある。 ＜ EPT合弁会社の概要 ＞ （1）社 名 ：上海中石化三井弾性体有限公司（出資比率50：50） （2）設立時期 ：2012 年5 月28日 （3）資本金 ：約630 百万 人民元 （4）所 在 地 ：中国上海市・上海化学工業区 （5）事業内容 ：EPTの製造・販売 （6）生産能力 ：7．5万トン／年（プロセスは、三井化学メタロセン触媒技術） （7）営業運転開始時期 ：2014年 第1四半期 （8）総投資額 ：約20億 人民元 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1338257965.pdf （英文） Establishment of EPT Joint Venture Company in China http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1338257965.pdf