2012年05月30日
旭硝子、超薄板ガラス積層技術を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子は30日、次世代ディスプレイなどの実現に向け、超薄板ガラスの積層技術開発に成功したと発表した。

同社は昨年、厚さ0.1ミリの超薄板ガラスを開発したが、本格実用化には、ロールに巻き取った同板ガラスを連続的に取り扱うロール・トゥ・ロール方式の導入など新たな設備投資が必要となる。

そこで今回、厚さ0.5ミリ程度のキャリアガラスに超薄板ガラスを貼り合せる積層技術を開発した。

ユーザーは設備を変更せずに超薄板ガラスに回路形成などの処理を行うことが可能となる。

また、キャリアガラスと超薄板ガラスは特別な吸着層で貼り合わされており、製造工程における加熱や化学処理に対する耐久性がある一方、工程で処理された後にキャリアガラスを容易に剥離することもできる。

超薄板ガラスの利用が期待される次世代ディスプレイなどのアプリケーションの実用化がさらに近づくとしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1338358461.pdf