2012年05月31日
理研など、手軽で簡単な心臓拍動シミュレーションシステム開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所と国立循環器病研究センターは、31日、東京大学および滋賀医科大学と共同で、複雑な心臓の拍動現象を簡易に表現できるシミュレーションシステムを開発したと発表した。

これまでのシミュレーションシステムは、スーパーコンピュータなどの大規模計算機による大がかりな計算が必要で、一般ユーザーによる利用は、ほぼ不可能だった。

今回開発したシステムは、心臓の動きをノートパソコンなどにリアルタイムで再現することや病気の心臓を仮想的に作り出すことも可能にした。

このため、患者への説明用ツールとして、また病気の状態をわかりやすく説明する教育ツールとしての応用が期待される。