2012年06月05日
玉尾・化学会新会長が抱負「化学が先導する持続社会を」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会
玉尾新会長

日本化学会の会長に就任した玉尾晧平・理化学研究所基幹研究所長は4日に記者会見し、「“化学が先導する持続社会”という理念を全会員と共有したい」と抱負を語った。

また、任期中(24年度―25年度)の課題として「会員増強はもちろんのことだが、次の5点を重点課題として具体策を実行に移したい」と強調した。

具体的には、次の5課題を挙げた。
(1)研究・教育活動の振興と成果発信力の強化
(2)産学官の連携の促進と人材育成
(3)国際連携の促進と存在感・発信力の向上
(4)アウトリサーチ活動や政策提言
(5)事務局との協働体制の強化

とくに、産学官連携の促進では、日本化学工業協会や新化学技術推進協会との連携を強化し、「日化協の協力を得て、全国一斉に化学企業のオープンキャンパスを実施、“一家に1枚現代版解体新書の作成”、“一家に1枚周期表”を全国の中学生(約350万人)に配布、日化協の化学系人材育成プログラムとの連携を進める」との私案を示した。