2012年06月05日
クラレ、米国にポバール樹脂4万トンプラント新設へ
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは5日、100%出資の米国法人クラレアメリカ(本社・テキサス州、ジョージ・アブディ社長)で年産4万トン規模のポバール樹脂生産設備を新設すると発表した。

すでにテキサス州ラ・ポルテ市に工場用地を先行取得しており、完工は2014年9月の予定。

今回の新設は、クラレグループのコア事業である酢ビ(酢酸ビニル)・ポバール系事業の世界戦略の一環であるとともに、日本、シンガポール、ドイツに続きシェールガス等による原燃料メリットがある北米に第4の生産拠点を確保することで、さらなる安定供給体制を確立するのが狙い。

北米及び経済成長が著しい中南米の需要拡大に対応できるメリットがある。