2012年06月08日
JXエネ、韓国SKグループとパラキシレン100万トン合弁設立
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:JX日鉱日石エネルギー

JX日鉱日石エネルギーは8日、韓国・SKイノベーション(SKI)の子会社、SKグローバルケミカル(SKGC)との間で、同日、同国ウルサンに合弁会社「ウルサン・アロマティックス」を設立した。

2011年8月5日の合意契約に基づくもので、新会社は、SKグループ・ウルサンコンプレックスに年産100万トンと世界最大級のパラキシレン製造設備建設に着手する。

総投資額は約1兆ウオン(約800億円)。2014年5月に完成し、試運転ののち同年8月から商業運転に入る予定。

新設備には、スケールメリットによるコスト競争力の確保が期待されている。
J
X日鉱日石エネルギーは、供給能力拡大によりアジアにおけるパラキシレン外販トップメーカーとしての地位をさらに固める。また同社は、日本国内の製油所からパラキシレン原料を供給することで、製油所の高付加価値化・石化工場化を促進する。

【ウルサン・アロマティックス株式会社の概要】
(1)所在地  大韓民国ウルサン広域市(SKグループ ウルサンコンプレックス内)
(2)事業概要 パラキシレンの製造
(3)生産能力 約100万トン/年(世界最大級)
(4)資本金  設立当初5,000万ウォン、順次増資予定
(5)出資比率 JXエネルギー 50%-1株 SKGC社 50%+1株
(6)代表者  ユン・ジャンヒョ
(7)商業生産 2014年8月予定