2001年01月17日
プラ工連、樹脂加工製品の今年の輸入を112万トンと予想
樹脂の消費量に対する比率は9.2%に拡大
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

 日本プラスチック工業連盟はプラスチック加工製品の輸出入の1999年までの実績と2000年の実績見込みならびに2001年の予想をまとめた。
 それによると、加工製品の輸出は徐々に増加してきたものの今年の伸びは6.6%とあまり高くなく、樹脂の消費量に対する比率は4.7%にとどまると見られている。それに対して輸入は90年台の前半で絶対量が輸出を追い抜いたあとも大きな伸びを遂げてきており、今年も13%の伸びが見込めるとの予想になっている。総輸入量は100万トンの大台を一気に超えて112万トンになると見られている。樹脂の消費量に対する比率は9.2%になるとの見方である。
 同連盟では、今年の国内樹脂の消費量を1,215万トンと推定している。その1割近くが輸入品で占められるというのが今回の予想なわけ。
 同連盟がまとめた樹脂加工製品の1998および1999年の輸出入の実績と2000年の実績見込みならびに2001年の予想は以下の通り。
 
 [1998年の実績]
 ▽輸出量    =40万トン(対樹脂消費量比3.6%)
 ▽輸入量    =70万1,000トン(対樹脂消費量比6.3%)
 ▽国内樹脂消費量=1,111万8,000トン
 
 [1999年の実績]
 ▽輸出量    =44万8,000トン(同3.9%)
 ▽輸入量    =82万3,000トン(同7.2%)
 ▽国内樹脂消費量=1,145万トン
 
 [2000年の実績見込み]
 ▽輸出量    =53万トン(同4.5%)
 ▽輸入量    =99万トン(同8.4%)
 ▽国内樹脂消費量=1,180万トン
 
 [2001年の予想]
 ▽輸出量    =56万5,000トン(同4.7%)
 ▽輸入量    =112万トン(同9.2%)
 ▽国内樹脂消費量=1,215万トン