2012年06月15日 |
東洋紡、塩ビ製の医療用血液回路チューブを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡績はこのほど、ポリ塩化ビニルの可塑剤として「1,2-シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニエルエステル」(ヘキサノールDINCH)を使用した安全性の高い医療用血液回路チューブを開発した。 同可塑剤を使用した塩ビ製医療用血液回路チューブが厚生労働省の認可を得たのは今回が初めて。 特徴は、(1)可塑剤「ヘキサノールDINCH」は、これまでの可塑剤に比べて精巣毒性や生殖発生毒性が認められず、安全性が高い(2)従来の医療用血液回路チューブと同等もしくはそれ以上の高透明性、柔軟性、物性、保存安全性をもっており、医療機器として操作性、チューブ内視認性に優れている、など。 当面、国内医療機器メーカー向けに供給し、売上高10億円を目指す。 |