2012年06月19日 |
三菱樹脂、中国に農業ハウス用高機能フィルム現地法人 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は19日、中国で農業ハウス用高機能フィルムを事業化するため、江蘇省無錫市に100%子会社を設立したと発表した。新会社は「無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司」で、資本金8億円。今年秋には年産4000トン工場の建設に着手し、来年夏の生産・販売開始を目指す。投資額は約18億円。 新規事業化するフィルムは、高機能なコーティングを塗付したポリオレフィン系フィルム(農POフィルム)。 現在、中国で使用されている農業ハウス用フィルムは、耐久期間1年程度の単層フィルムがほとんどだが、農POフィルムは多層構成で、透明性、強度などの劣化を抑制しており約3~5年間の長期使用が可能となる。 中国では施設園芸の近代化や大規模化に伴い、今後、高機能フィルム市場の拡大が見込まれている。また、新たなビジネスとしてグループで注力している太陽光利用型の植物工場にもこうした高機能フィルムが必要となる。 【新会社の概要】 (1)会社名 無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司 (2)所在地 中国江蘇省無錫市錫山区 (3)設立 2012年5月21日 (4)資本金 8億円 (5)株主 三菱樹脂 100% (6)代表者 董事長 大林 厚、総経理 吉本 和宏 (7)事業内容 農POフィルムの製造販売 (8)生産能力 約4,000トン/年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1340071833.pdf |