2012年06月19日 |
5月のPS出荷、2カ月連続の6万トン割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は19日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の5月の生産出荷実績を発表した。 PSの生産は5万2113トンで、昨年が大震災対応の増産で高かったため前年同月比では24%減の大幅減となった。 国内出荷は5万62トン、同13%減で2カ月連続の6万トン割れとなった。 とくに主力の包装用が2万3067トン、同18%減で、このうちOPS向け、HIシート向けともに不振だった。フォームスチレン(FS)用も1万1621トン、同17%減で、PSP向け、ボード向けともに不振だった。電機・工業用はほぼ前年並みだった。生活家電向けと事務機器向けは堅調だったものの、デジタル家電向けが大幅マイナスとなった。 輸出は1576トン、同18%減と低水準が続いている。このため出荷合計は5万1638トン、同13%減で2カ月連続の6万トン割れとなった。在庫は、春のプラント定修を控えて前月比1%増で横ばいだった。 一方、SMの生産は5月初めに1工場(年産能力24万トン)が停止し、年産能力が290万7000トンから266万7000トンに減少したのを反映して、18万9154トン、同15%減となった。国内出荷は合成ゴムがプラスだったものの、主用途のPS向けが大幅に落ち込んだため11万5738トン、同17%減となった。 輸出は7万6487トン、同15%減で4カ月連続の10万トン割れとなった。出荷合計は輸出が低水準のため19万2225トン、同16%減で4カ月連続して20万トンを割り込んだ。月末在庫は前月のほぼ横ばいの6万2899トンである。 ニュースリリース参照 ポリスチレン生産出荷実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1340081813.pdf ポリスチレン用途別実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1340081813.pdf スチレンモノマー生産出荷実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1340081813.pdf スチレンモノマー用途別実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1340081813.pdf |