2012年06月19日
協和キリン、新規パーキンソン剤、第3相試験で改善効果証明
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは19日、自社開発のパーキンソン剤KW-6002(一般名:イストラデフィリン)の国内における第3相試験結果を、ダブリンで開催中の第16回国際パーキンソン病・運動障害疾患学会で公表したと発表した。

これは、運動合併症の一つであるウェアリング・オフ現象が発現しているパーキンソン病患者373人を対象に、1日の平均オフ時間の変化を主要評価項目として、無作為化二重盲検法によるプラセボ対照比較試験で実施した。

その結果、KW-6002は、運動合併症を併発したパーキンソン病でウェアリング・オフを軽減し、運動機能も改善する同時に高い忍容性を有していることが証明された。