2012年06月20日
カネカ、自社保有の乳酸菌に血中中性脂肪の低減効果確認
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは19日、同社が保有する乳酸菌Pediococcus acidilactici R037株に、血中中性脂肪低減効果があることを動物実験及びヒト試験で確認したと発表した。この結果は、このほど開催された「第16回日本腸内細菌学会」で発表した。

動物試験の結果、このR037株を摂取した動物モデルの血中の中性脂肪の低減効果があることを確認したほか、空腹時中性脂肪が高めのヒトを対象にした試験でも効果があることを確認した。

高い中性脂肪値は、動脈硬化の原因となり脳梗塞や心筋梗塞のリスクファクターとも言われている。
カネカでは今後、R037株の市場開発を推進していく一方で、R037株の抗メタボリックシンドローム効果の研究を進め、乳酸菌のさらなる可能性を追求していく方針である。