2012年06月21日
東邦テナックス、炭素繊維事業でインド大手テキスタイルメーカーと包括提携
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:帝人

帝人グループで炭素繊維の製造販売を展開する東邦テナックス(本社・東京都千代田区、亀井範雄社長)は20日、炭素繊維・アラミド繊維製のテキスタイルを製造販売するインドの大手テキスタイルメーカーであるヒンドゥスタン・テクニカル・ファブリック社(本社・ムンバイ市、HTF社)との間で、コンポジット(複合材料)に用いる織物やプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート)の市場拡大が見込まれるインドで、炭素繊維「テナックス」を使用した織物の開発及びその市場開拓について包括的に提携したと発表した。

今回の包括提携に伴い、東邦テナックスは「テナックス」をHTF社に提供し、HTF社は「テナックス」を使用した高品質の織物を製造する。また、両社はインド国内で自動車や一般産業用途向けのコンポジットメーカー、補強シートメーカーなどに対して、共同でこの織物を提案していく。