2012年06月21日 |
北海道経産局、24年度バイオ産業振興の重点取組み策定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
北海道経済産業局はこのほど、昨年5月に策定した北海道バイオイノベーション戦略に「基づく平成24年度バイオ産業振興の重点取組」をまとめた。 それによると24年度は、大学や研究機関の先端バイオ研究シーズの事業化、北海道バイオ産業クラスターの一層の連携強化、北海道フード特区構想との連携による食分野におけるバイオテクノロジーの活用を通じて、道内バイオ産業のさらなる成長発展を支援していく。 具体的には、次の3つの重点取組を柱に掲げた。 (1)バイオ研究シーズを活用した新事業・新産業の創出と地域産業への展開(密閉型実証研究植物工場「グリーンケミカル研究所」を活用した植物バイオ研究、薬用植物を活用した製品開発の促進、抗酸化値=ORAC=を活用した道産食品のブランド化の推進など) (2)北海道バイオ産業クラスターのネットワークの強化(北海道バイオ産業クラスターにおける各種交流会の開催、道内バイオ企業の海外展開支援、道外他地域とのビジネス連携・販路拡大など) (3)食分野におけるバイオテクノロジーの活用促進(大学・研究機関による新規の食品機能性評価研究成果の実用化・事業化の促進、北海道フード特区構想との連携によるバイオ産業支援、道内バイオ企業や大学・研究機関が有する食品機能性評価技術の活用など) こうした取り組みにより、北海道バイオイノベーション戦略の目標である道内バイオ産業の売上高を2020年度末に1500億円(2011年度末は508億円)、雇用が同2000人(同1579人)、海外展開企業数80社(同46社)の達成に向けて弾みをつける。 |