2012年06月25日
アステラス製薬 腎不全改善剤「キックリン カプセル」新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は、透析中の慢性腎不全患者向け高リン血症改善効果剤として、「キックリン カプセル250mg」(一般名:ビキサロマー)を6月26日に新発売する。

腎機能が低下した透析患者の多くは、腎臓からリンが十分に排泄されなくなるため、体内にリンが蓄積して高リン血症を発症する。透析患者には血清リン濃度を適正値に維持することが重要とされている。

同剤は、アミン機能性のポリマーで、消化管内でリン酸と結合し体内へのリン酸吸収を阻害することにより、血清リン濃度を低下させる効果が確認されている。

同社は、2006年4月、米国イリプサ社(現アムジェン子会社)と、同社が創製したキックリン カプセルの日本での独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結し、日本での開発を行なってきた。

5月29日に薬価収載された。
薬価は、「キックリン カプセル250mg」1錠あたり 29.70円。