2012年06月27日
アステラス製薬、経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤 欧州で申請
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は27日、米国メディベーション社と共同開発中のMDV3100(一般名:enzalutamide)について、化学療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんの効能・効果で、欧州医薬品庁(EMA)に販売許可申請を行なったと発表した。

同剤は1日1回経口投与のアンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤で、前立腺がんの成長に重要なアンドロゲン受容体シグナル伝達を、
(1)テストステロンのアンドロゲン受容体への結合
(2)アンドロゲン受容体の核転移
(3)アンドロゲン受容体によるDNA結合と活性化、の3つの作用点で阻害する。

これに伴い同社はマイルストンとして5百万ドルをメディベーション社に支払う。2013年3月期の業績予想には織り込み済みである。