2012年06月28日
米国で13年ぶり承認の肥満症治療剤、エーザイ子会社が発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは28日、バイオ製薬企業のアリーナ・ファーマンシューティカルズ社(本社・カリフォルニア州)が米国FDA(食品医薬品局)に申請していた肥満症治療剤「BELVIQ」(一般名:ロルカセリンHCL)について7月27日に承認を取得したと発表した。

今回の承認は、米国における肥満症治療の処方薬としては13年ぶりとなる。これは、アリーナ社が生産し、エーザイの米国子会社エーザイ社が販売活動を行う。

今回、ボディ・マス・インデックス(BMI)が1平方メートル当たり30キログラム以上、あるいは少なくとも1つ以上の合併症を患うBMIが同27キログラム以上の成人患者の体重管理を目的とした食事療法と運動療法に対する補助療法としてFDAが承認した。

米国疾病対策予防センターによると、米国成人の3分の2以上は、肥満または過体重であるとされ、肥満の割合は1980年から2010年にかけて2倍以上に増加していることが、13年ぶりのFDA承認の背景にあるとみられている。