2012年06月29日 |
日本ポリエチ、日本ポリプロ、川崎千鳥工場を停止 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ポリエチレン、日本ポリケム、日本ポリプロ |
日本ポリエチレン、日本ポリプロの両社を傘下に持つ日本ポリケム(三菱化学100%)は29日、汎用樹脂をめぐる厳しい内外事業環境に対処するため、川崎市千鳥地区に日本ポリエチレンが持つ高密度ポリエチレン(HDPE)年産5万2000トン設備および日本ポリプロが同地区で運営するPP同8万9000トン設備を2014年4月かぎりで停止すると発表した。 千鳥工場のHDPE、PP設備は、いずれも以前は東燃石油化学が保有していたが、2003年に日本ポリケムが誕生した際、東燃石化がこれらの事業から撤退したため、日本ポリケムが引き取り、東燃は原料オレフィン供給者となっていた。 日本ポリエチレンは現在、川崎千鳥に同東燃系のほか、浮島に日石化学系(現JX日鉱日石エネルギー)、また鹿島、水島、大分地区に合わせて年産47万5000トンのHDPE専用プラントを持つが、14年春の停止後は42万3000トンとなる。 日本ポリプロは現有年産107万5000トンから98万6000トンに能力が縮小する。工場は5工場から4工場(8系列)体制となる。 両社は今後、製品の高付加価値化や合理化など事業体質の強化を急ぐ。 ニュースリリース参照 (日本ポリエチレン) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1340950468.pdf (日本ポリプロ) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1340950510.pdf |