2012年07月02日
「バイオインダストリー協会賞」に筑波大院・小林達彦教授
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

バイオインダストリー協会(JBA)は、2012年度のバイオインダストリー協会賞を「微生物代謝の分子機構と物質生産への機能開発」に優れた業績をあげた、筑波大学大学院生命環境科学研究科の小林達彦教授に贈ることを決めた。授与式は10月10日、バイオジャパン会場(パシフィコ横浜)で行う。

小林教授は、微生物の持つ特性を代謝および分子レベルで解析し、微生物や酵素が有するユニークな機能や遺伝子発現制御系を積極的に物質合成の場に取り入れて、多くの物質生産の基盤を築いた。

また、新しい微生物・酵素・遺伝子資源の探索を通して新規な代謝系を解明につとめた。
それらの酵素が持つ潜在能力を引き出し、それらの特異な機能を物質生産に応用開発した一連の研究は、バイオサイエンスの新分野開拓に大きく貢献したと評価された。