2012年07月04日
武田薬品、ブラジル子会社がマルチラブ社を買収しトップ10入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業のブラジル子会社である武田ブラジル(本社・サン・パウロ州)はこのほど、ブラジル国内の中堅製薬企業で毎年20%の成長をみせているマルチラブ社(本社・リオ・グランデ・ド・スル州)の買収を完了し、ブラジルでの医薬品売上高でトップ10入りを果たした。買収金額は、5億ブラジルレアル(BRL)である。

マルチラブ社の買収により同社は、ブラジルの医薬品市場全体の約3割を占めるOTC医薬品市場で、売上高(数量ベース)でトップ製品の総合感冒薬Multiqripを含むOTC製品およびブランドジェネリック製品を獲得する。

買収による武田薬品の2012年度連結業績予想に対する増収影響は約50億円を見込んでいる。