2012年07月06日 |
東洋紡、再生脂使用比率 世界最高レベルのPETフィルム開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡績は、ペットボトルリサイクル樹脂の使用比率を世界最高レベルの80%まで高め、厚さが12μmのPETフィルムを開発した。 従来は、フィルムの厚さが18μmで、リサイクル樹脂の使用比率も60%しか達成できなかった。 今回、生産工程を改善することで、リサイクル樹脂の使用比率を世界最高レベルの80%まで高めると同時に、フィルムの厚さも12μmと薄肉化に成功した。 とくに、フィルム原料に使用するリサイクル樹脂には、高品位の再生樹脂を使用しており、 (1)リサイクル樹脂の使用比率を世界最高レベルの80%まで高めることで、リサイクル樹脂を使用しない場合と比較して、CO2排出量を約40%削減でき、石油資源の節約が期待できる (2)リサイクル樹脂を使用しない時と同等の物性を保持する ーのが特徴。 今後は、 従来からのペットボトル用ラベル販売を拡大するとともに、印刷基材やラミネート基材用途にも販路を拡げ、売上高10億円を目指す。 |