2001年01月15日
新日鐵化学、有機EL材料を本格事業化へ
2005年シェア50%確保目指す
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:新日鐵化学

 新日鐵化学は15日、有機ELディスプレイに使用する各種有機材料の本格的な事業化を図るため、北九州戸畑に生産体制を確立、営業、製造、品質管理、研究開発を一元的に行うため「有機EL事業推進室」を機能化学品本部に本日付で設置した、と発表した。
 同社ではますます多様化する需要家のニーズに機動的に答えると共に、今後本格的に拡大すると予想される需要に答え、有機EL材料を機能化学品のコア事業の一つとして位置付け、2005年にシェア50%の確保を目標とする。
 同社は有機ELディスプレイに使用する各種有機材料の製造技術をここ数年間に順次確立、発光材料、正孔輸送材料、正孔注入材料などの各種製品の品揃えを進めてきた。現在では、小ロットから大ロットまでの生産に対応するため、6系列の製造ラインを備えている。