2001年01月15日 |
三菱化学・四日市事業所、EO/EGプラントも停止 |
15日からはともに生産を鹿島事業所に集中 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー、三菱化学 |
三菱化学は15日、四日市事業所内のEG(エチレングリコール)とEO(酸化エチレン)の両プラントの運転を停止した。12日に実施した同事業所のエチレンプラントの操業停止に続く措置。 この日の停止プラントの設備規模は、EGが年産8万5,000トン、EOが同11万1,000トン。ともに1981年8月いらいの稼動に終止符を打った。 これに伴い、両製品の生産は鹿島事業所に集約される。設備規模は、EGが同26万7,000トン、EOが25万7,000トン。このうちのEGの国内販売は従来通り継続する。ただし輸出については主として海外品の手当てでまかなっていく。一方のEOの場合は、必要分を鹿島から四日市に運び、中部以西の需要に対応していくとともに同事業所内の誘導品向けに消化していく計画。 今後同社は、PTMG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)の増産、POGE(ポリグリセリン脂肪酸エステル)の新規企業化、さらにはグループ企業によるエンジニアリング樹脂の新・増設の推進などによって、同事業所をこれまでの石油化学主体の事業所から付加価値の高い機能商品を中心に生産する“高収益・技術開発型事業所”に再構築していく構え。なお、12日のエチレンプラントの操業停止後に必要なエチレンは、隣接の東ソー・四日市工場からパイプで受給している。東ソーから供給を受けるエチレン数量アは年間約5万トンとなるも込み。 |