2012年07月10日 | |
経産省など3省、「有機顔料中に副生するPCB検討会」スタート | |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:環境省、経済産業省、厚生労働省 |
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経済産業省、環境省、厚生労働省は10日、3省の合同検討会である「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する検討会」(座長・御園生誠東大名誉教授)の初会合を経産省で開催し、一部の有機顔料中で非意図的に副生するPCB(ポリ塩化ビフェニル)について、工業技術的・経済的に低減可能なレベル(BATレベル)の検討に乗り出した。化学・材料、工学プロセス、毒性、環境及び社会経済分析等の専門家14人が参加した。 今後、「有機顔料中に副生するPCBに関する実態把握」「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に可能な低減化の検証」「有機顔料中に副生するPCBのBATレベル」―について検討を進める。また、必要に応じて関係事業者からのヒアリング(聴き取り)を実施するほか、化成品工業協会など関係団体や副生PCBを含有する顔料関係事業者からのオブザーバー出席を求めることを決めた。ヒアリングは今年8月から10月頃に実施することにしている。 検討会では、年内をメドに一部の有機顔料中で非意図的に副生するPCBのBATレベルの評価結果を取りまとめる方針である。 |