2012年07月10日
NEDO、1.2メートル角の大画面タッチセンサ製造技術確立
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10日、従来の技術では困難だったメートル級(1.2m角)の大画面で動作するタッチセンサの製造プロセスを確立したと発表した。メートルサイズへのスケールアップにより、介護用品や体感型ゲーム用センサなど幅広い分野での利用が期待される。

この研究開発は、異分野融合型次世代デバイス製造技術開発(BEANS)プロジェクトの一環として実施した。有機導電性ポリマーを連続的にコーティングしたファイバを高精度に製織する電子デバイス製造実装技術の開発により、従来のウエハサイズ(直径30cm以下)を上回る1.2m角の大画面での製造が可能になった。

これらの成果により、高真空を必要としない低コストなプロセスで、大画面タッチセンサの試作に成功した。

NEDOではこの成果を、7月11日から13日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「マイクロマシン/MEMS展」のNEDO/BEANS組合のブースに出展し、デモンストレーションや展示を行う。