2012年07月11日 |
特許庁、アセアン各国と知的財産保護で協力覚書締結 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:特許庁 |
特許庁は11日、同日シンガポールで開催された第2回アセアン特許庁長官会議で、わが国とアセアン各国の知的財産庁との間で知的財産に関する協力覚書が締結されたと発表した。今後、同覚書を踏まえて、アセアン各国の知的財産庁に対し、人材育成やIT化支援、模倣品対策などの協力を行う。 具体的な協力内容は、要旨次の通り。 (1)産業財産政策に関する経験・知識の交換、国際基準と調和した法律・法令・規則・マニュアルの改正を含む、産業財産保護制度の改善。 (2)それぞれの国内法と調和した、国際的なワークシェアリング、審査の品質監理及び審査官の研修に関する経験・知識の交換。統計データの共有を含む、透明かつ合理化された審査手続き及び審査実務。 (3)行政管理及び情報技術基盤/システムの経験の交換を含む、産業財産権行政の改善。 (4)中小企業を含む民間部門による産業財産の活用。 (5)公衆の産業財産意識向上のための適切な取り組みに関する情報の交換と協力。 (6)アセアン知財庁の能力向上のため人材育成への協力。 |