2012年07月11日
ドイツの燃料会社、家庭ごみからクリーンなバイオガス精製
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

BASFジャパンは11日、ドイツ・BASFの顧客で燃料メーカーのVerbio(ヴァービオ、本社:ドイツ・ライプチヒ)がこのほど、家庭ごみからクリーン・ガスを製造するバイオガス技術をBASFの精製プロセスを使って開発したと発表した。

バイオガスは家庭ごみから植物、下水スラッジ(汚泥)まで、多様な基質を発酵させることで得られるが、生成されるガス混合体のうち利用可能なメタンの比率は50-70%にとどまる。残りのガスはCO2や硫化水素などで、これらを取り除かないと、天然ガス・グリッドに供給できない。そためにはガスの精製が必要となる。

ヴァービオ社は、BASFの新たなガス精製プロセスを使用することで、家庭ごみからクリーンなバイオガスを精製することに成功したとこのほど発表した。