2000年06月19日
「札幌プラスチックリサイクル」、7月から本格操業へ
今年度は1万4,000トンを収集、全量を油化の計画
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東芝、三井物産

 東芝、テルム、三井物産など民間企業と札幌市が共同出資して設立したプラスチック廃棄物のリサイクル専門会社「札幌プラスチックリサイクル」は、7月早々から廃プラスチックの油化装置の本格操業に乗り出す。
 同社は今年2月に日量40トンの油化装置を完成した後、同市による選別ならびに梱包・保管施設の整備を待っていたが、6月末に完工の見通しがついたため7月から処理装置の操業を開始することにしたもの。
 同市では、平年度ベースで家庭から年間1万8,000トンの廃プラスチックを収集し、それを札幌プラスチックリサイクル社で油に還元していく計画。全市を対象にしての分別収集は7月3日から実施する。ただし、初年度の収集量は1万4,000トンとする考え。