2012年07月17日
理研、8月に金沢市でスパコン「京」を知る集い
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は、昨年度に計算速度で2期連続世界一を獲得した、スーパーコンピュータ「京」について紹介する講習会「スーパーコンピュータ“京“を知る集い」を8月4日13時30分に石川県金沢市の石川県文教会館で開催する。コンピュータに関心のある一般人や中高生に参加を求めている。

理研が2012年9月末からの本格運用を目指して開発していたスパコン「京」は、この6月に完成した。現在市販されているパソコンを数十万台並べたものより演算速度が速く、1秒間に1京回(10の16乗回)の計算ができる。

こうしたスパコンはすでに天気予報や高層ビル・自動車などの設計、化学反応の解明、新しい物質の探索などの分野に活用され、現代社会の発展を支えている。

「知る集い」では、スパコンが実際にどのような場面で役に立っているか、「京」でなければできないこと、などを分かりやすく説明するとともに、今後の科学技術の可能性について事例を交えて紹介する。

講演は、「パソコンで出来ること、スパコンでなければ出来ないこと」、「スパコンを使った自動車空力設計と新たな謎への挑戦」、「スパコンが解き明かす生命の不思議」。また、VTR「技術の壁を突き破れ!/スパコン「京」の開発」も上映する。

参加費は無料。定員300人程度(先着順)

申し込み締め切りは8月2日。

問い合わせ先は、理化学研究所 計算科学研究機構 広報国際室(TEL:078-940-5625)