2001年01月12日 |
JBAの歌田理事長「バイオ実用化に全力」 |
賀詞交歓会、期待大きく熱気あふれる |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:味の素、経済産業省、バイオインダストリー協会 |
JBA(バイオインダストリー協会)などバイオ関連13団体共催の新年賀詞交歓会は12日、東京・港区の赤坂プリンスホテルに産・官・学の関係者約600人が出席して開かれた。 歌田勝弘理事長(味の素相談役)は、「昨年は政府のミレニアム・プロジェクトにバイオ産業が加わったり、ヒトゲノムの解読、バイオジャパンの開催など激動の一年だったが、国の支援体制も整ってきた。今年の課題は(1)ポスト・ゲノム研究の拡大(2)研究成果の実用化(3)日本の強みを生かした分野をさらに伸ばすための戦略強化-の3点と思う。循環型経済社会構築や環境対策への貢献など役割も大きい」と挨拶した。 続いて経済産業省の松田岩夫副大臣が「日本のように人口が多く資源の限られている国は、産業が世界の先端をいかなければいけない。バイオ産業の発展は人類社会にとって必要なことだ」と祝辞を述べた。 このあとライフサイエンス議員連盟の加藤紘一会長が壇上に立ち、「バイオは日本にとってポテンシャルの高い産業だ。最近研究面でアメリカに水を開けられたようだが、国がもう少し早く気がつき、支援していればという気がしないでもない。最先端の科学技術と産業の結びつきこそ重要なのでこれからもできる限り支援したい」と挨拶した。 バイオ産業はITとともに21世紀を拓く産業として期待が大きいせいか、会場には衆・参合わせて11人の国会議員が顔をみせるなど熱気にあふれていた。 |