2012年07月24日 | |
三菱樹脂、長浜工場にLIB用セパレータ新ライン竣工 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂は27日、リチウムイオン二次電池(LIB)の需要増加に対応するため、長浜工場(滋賀県)に建設中だった、LIB用セパレータ「セパレント」(商品名)の新ラインが竣工したと発表した。 投資額約25億円で建設していたもので、年産能力1,500万平方メートル。現有第1系列ラインと合わせて2700万平方メートルとなった。 LIB用セパレータは、三菱ケミカルグループが成長事業と位置づけるリチウムイオン電池の主要4部材の1つ。 セパレータは、リチウムイオンを適度に透過させ、正極と負極を分離する多孔質フィルムで、電池が異常加熱した場合は、安全に孔を塞ぎ シャットダウンする役割も担っている。 同社は高機能セパレータを低コストで製造する独自の技術を開発。2009年8月、長浜工場に年産1,200万平方メートルの第1系列ラインを完成し携帯電話やノートパソコン向けリチウムイオン電池用に市場開拓してきた。 今後は、ハイブリット自動車(HEV)や電気自動車(EV)向けなどにさらに大幅な需要伸長が期待されるため、昨年から新生産ラインの建設を進めていた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1343106263.pdf |