2012年07月26日
東レ、PO発泡体の環境配慮型グレードを9月発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは、「地球環境にやさしい素材」をコンセプトに開発したポリオレフィン(PO)発泡体「トーレペフ」の環境配慮型グレードを9月から発売する。

この新製品は、ブラジルのブラスケン社(本社・サンパウロ市)が開発したサトウキビ由来のバイオポリエチレンを用いることで、原料及び製品の製造、廃棄の過程における温室効果ガスの発生を、従来品に比べて約45%削減できる。

この「トーレペフ」環境配慮型グレードは、従来の石油を原料とする「トーレペフ」と同様に、滑らかな表面性や優れた緩衝性を有することに加え、成形性にも優れている。このため、緩衝材や止水材などこれまでの用途に加え、精密機器や化粧品等の搬送用トレーなど成形部品への展開が可能であり、売上高は2012年度に1億円、3年後の2015年度には5億円に伸ばしていく方針である。