2001年01月11日 |
エクソンモービル、サウジ・ケミヤのポリエチレン新増設工事が完成 |
LD/LLあわせ100万トン超に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:エクソンモービル |
エクソンモービル・ケミカルは10日、SABICとの折半出資会社ケミヤ進めていたサウジアラビア・アルジュベールにおける総額10億ドルにのぼるポリエチレン新増設工事が完成した、と発表した。この結果、ケミヤののポリエチレン生産能力は年産100万トンを超えることになる。 このほど完成したのは、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)およびLDPE(低密度ポリエチレン)の新増設工事で、LLDPEは23万5,000トン、LDPEは21万8,000トン設備が稼動したもの。この結果、LLDPE生産能力は85万トンに拡大、LDPEの合計で年産106万8,000トンとなった。また原料エチレンについては、昨年11月22日に年産70万トン設備が稼動している。 エクソンモービル・ケミカルの中東地域担当ディレクターのMichael J.Dolan氏は、「今回の2年にわたる増設計画が無事に完成したことで、1984年に同国初のポリエチレンメーカーとなったケミヤは、エチレンからの一貫生産メーカーとなった。今日、ケミヤは世界の大手ポリエチレンメーカーの一つとなった」と語った。さらに続けて「今後も世界の需要の成長にあわせ、新設備を建設していく」と述べた。 |