2012年07月31日 |
クレハのLIB用材料会社にクラレと産業革新機構が参加 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クレハ |
クレハは31日、伊藤忠商事と合弁のリチウムイオン二次電池(LIB)材料事業会社、クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(KBMJ社)に対して、新たにクラレと産業革新機構(INCJ)両社の資本参加が決まったと発表した。パートナーの3社と合わせて、最大200億円の投資資金確保にめどがついたことになる。 KBMJは2011年4月、クレハが開発したLIB用ハードカーボン負極材の製造・販売及び同社がいわき工場(福島県)で生産するフッ化ビニリデン系バインダーの販売を行うため、クレハ(70%)と伊藤忠商事(30%)両社の共同出資で設立。 新たに資本参加するクラレは、これまで子会社クラレケミカルを通じて、植物由来系素材による電池材料の開発に力を入れてきた。クレハとは2011年12月、KBMJ事業に協力することで基本合意していた。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/33090 産業革新機構(INCJ)は官民による投資ファンドで、今後はKBMJに対して資金面からバックアップしていく。 4社の最大資金参加計画は以下の通り。 ◇INCJ :約100億円 ◇伊藤忠商事 :約22億円 ◇クラレ :約22億円 ◇クレハ :約55億円 (合計) 約200億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1343717020.pdf |