2001年01月11日
日本製紙・藤沢薬品、コンクリート混和剤子会社が合併
4月1日、新会社「サンフローパリック」設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:藤沢薬品

 日本製紙、藤沢薬品工業の両社は11日、コンクリート混和剤事業強化のため、それぞれの全額出資子会社である、サンフローとエフ・ピー・ケー両社が合併することで合意したと発表した。
 合併期日は2001年4月1日、新会社名は「株式会社サンフローパリック」の予定。
 コンクリート混和剤メーカーは現在国内に10社、市場規模は年間400~500億円と推定されているが、供給先の生コンメーカーは全国に約5,000社と多く、最近は公共事業の見直しもあって生コン需要が減少傾向にある。このため合併による経営基盤の強化、収益力の向上を図ることにした。
 サンフロー(玉生征人社長)は昭和39年7月に設立、資本金8,000万円、従業員98人で売上高(平成11年度)43億円、エフ・ピー・ケー社(有賀紀一社長)は設立が平成3年11月で資本金5億9,400万円、従業員132人で売上高(平成11年度)45億円。
 今後は得意技術の相互補完、融合により技術力の向上を図り、多様化する市場ニーズに対応する。
 新会社の概要は以下の通り。
(1)会社名 「株式会社サンフローパリック」(存続会社はサンフロー株式会社とする)
(2)資本金 1億7,250万円
(3)出資比率 日本製紙66% 藤沢薬品工業34%
(4)代表者 玉生征人(代表取締役社長、現サンフロー社長)
(5)事業内容 コンクリート混和剤の製造・販売
(6)本社所在地 東京都台東区東上野1-7-15
(7)従業員数 230人
(8)売上規模 約90億円