2012年08月03日
武田薬品、ジョンソン&ジョンソンの一般用医薬品を国内独占販売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は3日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(本社・東京都千代田区)の一般用医薬品(OTC医薬品)の禁煙補助剤「ニコレット」を日本で独占的に販売する契約を締結しているが、「ニコレット」に加え、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売している7つのOTC医薬品ブランドについても、同社が日本で独占的に販売する契約を締結したと発表した。武田薬品は、今年中に販売及びプロモーション活動を開始する予定である。

今回、日本で独占的販売提携の対象になった7つのOTC医薬品ブランドは、鎮咳去痰薬・鼻炎用薬「アネトン」、解熱鎮痛薬「タイレノール」、鼻炎用薬「コールタイジン」、点眼薬「バイシン」、皮膚治療薬「テレスHi」「テラ・コートリル」「テラマイシン」。

武田薬品では、今回の契約を契機に、風邪関連薬及び点眼薬のカテゴリーを強化するとともに、新たに皮膚治療薬についてもラインアップを獲得することになる。日本での製品ラインアップの拡充は、将来、拡大することが予想されるOTC医薬品市場、同社のプレゼンスを向上させることにつながるとみている。