2012年08月06日 |
北海道経産局、「バイオマスの燃料利用ルートマップ報告書」発行 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省北海道経済産業局はこのほど、「バイオマスの燃料利用ルートマップ作成調査報告書」及びその概要版として「可能性あり!バイコークス導入/5つのモデルで試算しました」の冊子(A4サイズ)を1000部発行した。希望者に無料配布を開始した。 これは、新型固形燃料「バイオコークス」の企業における更なる導入・利活用の可能性について把握するため、バイオマス資源の賦存箇所やバイオコークスの需要調査を実施し、原料調達・製造―運搬―消費のモデルとその経済性について検討したものである。 具体的には、「バイオマス資源発生状況」では、バイオコークス原料としての活用の可能性が高いものとして、製糖業で大量に発生する「ビートパルプ」や、きのこ栽培業の「廃菌床」、飲料製造業での「コーヒーかす・茶かす」等が有力である、とした。 また、「バイオコークスの需要調査」では、石炭コークス・化石燃料を大量に使用する企業等にターゲットを絞ってヒアリング(聴き取り)調査を実施した。経済性の面で優位性が発揮できれば、バイオコークス導入の可能性があるものと認められた。 「事業化の試算」では、道内に賦存する様々な植物系バイオマス資源から製造される新型固形燃料「バイオコークス」について、5つの事例をモデルに試算・評価を行った。その結果、「製糖工場ビートパルプ活用」「飲料工場残渣活用供給(販売)」「廃菌床活用燃料供給」の3つの事例において、化石燃料に比較してバイオコークス導入の優位性が認められた。 「報告書」及び「概要版」の入手希望者は、FAXで「住所、氏名、電話番号、希望部数」などを明記し、北海道経産局資源エネルギー環境部環境・リサイクル課(FAX:011-726-7474)に申し込む。 問い合わせ先は、環境・リサイクル課(TEL:011-709-2311 内線2623)。 |