2012年08月07日
三井化学・第1四半期 純損失22億円 事故影響大きく
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学が7日発表した2013年3月期第1四半期(4-6月)連結決算は純損益が22億円の損失となった。前年同期は純利益123億円だったので145億円の減益となった。

売上高は3,523億円で前年同期比344億円(8.9%)の減収。爆発事故のあった岩国大竹工場は現在、レゾルシンと周辺の一部を除き全プラントが再開しているが、売上高でみると同事故による販売数量減少の影響が245億円あった。また、製品市況の下落等による影響が99億円あった。

セグメント別では石化、ウレタン、機能化学品各部門が売上げを伸ばした。機能樹脂は横ばいだったが、フィルム・シート部門は苦戦。太陽電池用シートは販売数量が好調に推移したものの市況下落の影響を受けた。

岩国大竹工場の事故による損失35億円を特別損失として計上した。

通期業績予想は前回(6月14日)公表数値と変更ない。

【三井化学・第1四半期(連結)業績】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高        352,271(△8.9)
◇営業利益       6,942(△68.4)
◇経常利益       4,680(△79.9)
◇当期純利益     △2,162(-)
◇1株当たり純利益  △2.16円(12.23円)

<2013年3月期・通期(連結)予想>
◇売上高     1,510,000(3.8)
◇営業利益     32,000(48.4)
◇経常利益     29,000(26.7)
◇当期純利益     8,000(-)
◇1株当たり純利益   7.99円


ニュースリリース参照
○決算概要
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1344313234.pdf

○Summary of Consolidated Financial Results for First Quarter of FY2012
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1344313234.pdf