2012年08月07日
出光興産第1四半期、増収減益も上半期は下方修正
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産が7日発表した今年度3月期第1四半期累計(4-6月)連結決算は、原発停止に伴う火力の稼働率上昇で増収となったものの、原油価格の下落で在庫評価損の発生により営業、経常減益、純利益が欠損になった。

このうち石化製品部門は中国需要の鈍化で販売数量が減少したものの通関ナフサ価格の上昇で増収となり、製品市況の下落以上にナフサコストが下落したことで営業増益だった。

また、原油価格やナフサ価格の下落が当初予想を上回る見通しのため、上期業績予想を売上高1600億円、営業利益と経常利益がそれぞれ415億円、純利益を280億円下方修正した。通期でも、それぞれ3900億円、550億円、純利益で365億円下方修正した。

【2012年度・第1四半期(連結)決算】単位:百万円()前年同期比増減率%
◇売上高    1,056,745(7.0)
◇営業利益    8,657(△82.2)
◇経常利益   8,928(△82.7)
◇当期純利益  △290(△―)
◇1株当たり純利益△7.27円(713.01円)

<通期(連結)業績、修正予想>百万円()前期比増減率%
◇売上高    4,180,000(△.)
◇営業利益    55,000(△60.2)
◇経常利益    54,500(△59.2)
◇当期純利益   19,500(△69.7)
◇1株当たり純利益 487.63円