2012年08月08日
カネカ、愛媛県で還元型コエンザイムQ10の保健効果を共同研究
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは7日、特定非営利法人しまの大学、愛媛大学大学院、秦医院(愛媛県上島町)、ちいき進かがく(愛媛県松山町)と共同で、愛媛県越智郡上島町の町民の健康維持・増進、健康寿命の延伸への貢献を目的に、還元型コエンザイムQ10の保健効果探索研究を開始すると発表した。

この共同研究は、上島町在住の40歳―80歳の約40人を対象に、16週間にわたって還元型コエンザイムQ10を継続摂取してもらい、開始・終了時点における血中還元型コエンザイムQ10濃度や、還元型/酸化型コエンザイムQ10比率、QOL(身体の活力)等の項目を比較し、還元型コエンザイムQ10の有効性の観察・検査を行うものである。

厚生労働省の研究班の調べでは、「2060年に日本の人口の40%が65歳以上」との報告があるが、上島町の65歳以上の人口は2012年2月時点で40%を上回っている。日本の50年後の高齢化社会のモデルケースともいえるわけで、上島町民のQOL向上に加えて、日本の健康課題解決の先進事例になるとしている。